house

 皆さん、長崎・佐世保のハウステンボスはご存知でしょうか?

西日本の端にあり光や音楽、3Dアート、

アニメをコラボしたリゾートタウンです。

しかし、創業は1992年で創業以来18期連続の赤字のテーマパークだったのです。

今回はそんなテーマパークを

1年で黒字経営にした一人の経営者をご紹介します。

私は10年間、旅行会社で勤務していました。

その会社の社長が澤田秀雄さんです。

私は多くのことを彼から勉強させていただきました。

澤田社長がハウステンボスの再建を引き受けたのは2010年のことです。

創業以来赤字を垂れ流し続けてきたハウステンボスは2003年に破綻、

野村グループの野村プリンシパル・ファイナンスが再建に乗り出したものの、

7年後には再び経営危機に陥っていました。

当時の佐世保市長から経営依頼があり、2度断っていました。

しかし、市長はあきらめずアポイントもとらないで

エレベーターで待ちぶせをし、三度お願いしたそうです。

はっきり理由を説明し、明確に断っている人間に対して、

くじけずに三度も同じ依頼をするのは余程の覚悟ができないことでしょう。

澤田社長はその誠意に心をうたれ、

4ヶ月間調査をし、引き受けることにしました。

「何か突拍子のないことをするのだろうか?」

と当時ワクワクしながら

社報やマスコミをチェックしていた記憶があります。

その方法とは

「債務整理(無借金)する」
「本物のオランダ以上の価値」
「2割の経費削減・2割の売り上げアップ」

でした。

「無借金にする」は、負のイメージを消し

プラスの発想・創造に全力でエネルギーを費やせることができます。

「本物のオランダ以上の価値」

東京ディズ二ーランドやユニバーサルスタジオにはないものを

作り九州だけでなく、全国からお客様を集めることができます。

「2割の経費削減・2割の売り上げアップ」

2割+2割の4割の利益があれば経営は成り立つと

過去の経験から学んでいました。

今まで幽霊がでそうな寂れたテーマパークでしたが

今や音楽、フリーゾーン、観光ビジネス都市と

家族やカップル、ビジネスマンまでが集まる

観光ビジネス都市に発展しました。

あとで判った事ですが、成功までには数々の失敗が

あったようです。

その中にはチケットの値段を期間限定で無料にしたが

まったくお客様は増えなかったとか。

まずいものには1円も払いたくない。

無料でも口に入れたくない。

しかし経験したことがないおいしさであれば

ある程度払っても納得がいく。

インターネットで口コミが重要なように

価格破壊、大規模宣伝よりも

商品力が大切な時代になっているのは確かです。