風俗店に個人情報を渡しても漏洩しない?

法律 生活

風俗店に面接に行くと、本名、電話番号、住所、身分証の提出があります。
宣材写真の修正前、顔の写っているものは保存しておくのには意味があるのでしょうか?
家族に内緒なので悪用されるのか心配です。お店の個人情報の管理はどのようになっていますか?

旅行会社で5年間、風俗経営で8年間風、身分証明書を管理してきた赤木友厚です。
結論から言いますと、個人情報を漏洩するお店は長くは続きません
それでは深堀りしていきますね。

本記事の内容

1、風営法によって個人情報は管理されている

風営法によって個人情報は管理されている
風俗って一般のお仕事ではないから悪用されたりしないかなぁと不安になる事があります。
それはコンパニオンだけでなく、スタッフやドライバーさんも同じです。
実際ほとんどのお店は悪用はしていないようです。
それは法律によって守られているからです。

法律で義務化されている

風俗を取り締まる法律「風営適正化法」では就労資格の条件(年齢、国籍)が決められています。
未成年者や、永住権を持っていない外国人が働けないとかです。

また、デリヘルを営業する人は従業員名簿を作成し、保管する義務があります。
名簿には身分証明書(運転免許証、パスポート、住民票等、本人の顔写真入りのものが望ましい)のコピーを添付する必要があります。
コンパニオンや男性店員、アルバイト、雇用関係の無い人(たまに手伝ってくれる人)も従業員名簿に記載する必要があるんです。

2、身バレを防ぐための対策と誓約書

身バレを防ぐための対策と誓約書
個人情報をお店に渡すことはデメリットばかりではないと思います。
身バレはコンパニオンが辞めてしまう大きな理由です。
お店も必死に防ぎたいところです。
但し、風俗店に限らず一般の会社でも身バレにつながる情報漏洩はあります。


引用元:サイバーセキュリティcom「過去の個人情報漏洩事件まとめ」

大企業だけあって規模が半端ないですね。
漏洩原因は大きくわけて3つです。
「不正アクセスや詐欺」、「紛失」、「人為的ミス」
これが分かれば対策しやすいですね。

風俗でいうところの人為的ミスはSNSや写メ日記による身バレが多いです。

お店と個人情報を共有することでバレにくくなる!

お店はどちらかというとあなたのの味方です。
出勤時間を配慮したり、バレない為のアドバイスをしたりする為に、あらかじめ女の子それぞれの事情を聞いているのです。

どんなに潤沢な資本がある企業でも、そこで働くのは人間です。

在籍中は問題なくても、辞めた後に身バレすることもあります。
仲良しだった女の子と喧嘩をして、腹いせに個人情報をネットに暴露される可能性はゼロではありません。
私はあまり気が進まないのですが入店時コンパニオン全員に誓約書を書かせています。
内容はお店で知りえた個人情報を漏洩しない旨です。

3、個人情報漏洩を防ぐセキュリティガード

個人情報漏洩を防ぐセキュリティガード
3つ目はとても重要です。
1の法律や2の誓約書は抑止の部分です。
個人情報漏洩を防ぐためどのように実践しているかが皆さんが知りたいところではないでしょうか?

書類は鍵付きロッカー、PCのハードディスクに保存

物理的に個人情報の書類やデータは貴重品です。
お金をしまうのなら鍵付きの金庫が必要なように、
個人情報も施錠する必要があります。

私の事務所は監視カメラ付きのマンションでロッカーにカギがかかります。
従業員名簿や税申告関係の書類はすべてロッカーに仕舞っています。
またコンパニオンの宣材写真(顔写真)などは外付けハードディスクに入れてます。
ハードディスクはLACIEの自己暗号化機能付き「RUGGED SECURE」です。

PC内蔵だと不正アクセスが怖いので外付けです。
このドライブは、エンクロージャから取り外された後も、信頼性の高いデータ機密性を保持します。
LaCieのRugged SECUREを使えば、不正アクセスや知的財産窃盗の心配なく、機密データを転送および持ち運ぶことができます。

万が一、お店が警察に摘発されて押収されてもデータ開示は困難でしょう。
そもそも摘発される経営はしてませんが(笑)

風俗店が管理する個人情報のまとめ

個人情報漏洩は働く人へ不安をもたらすウィルスのようなものです。
ウィルスは感染し、お客様の耳にも届きます。
お客様からしたらそんな店は使いたくありません。
派遣先の住所、電話番号、氏名、などの個人情報を提供してるのはお客様も同じです。

お店が個人情報を漏えいすると、お客様に対して慰謝料を支払うのが一般的です。
だいたい1人につき、5,000円~10,000円が一般的とは言われています。
一回の情報漏洩で1000名の場合は最大で1,000万円です。

といっても、セキュリティにおいて100%防ぐことが難しいのが現実。
個人情報の漏洩は働くコンパニオンさんとお店の共通する問題なのです。